以下の作業を行って、ECCS内でアクセスできるウェブページを作りなさい。
ターミナルを開き、次のようにしてホームディレクトリの直下に「public_html」ディレクトリを作ります。なお、ファイル、ディレクトリ(フォルダ)とそれに関するコマンドについては、はいぱーワークブックの「ファイルシステム」に説明があります。
pc113003m:~ 7329821921$ mkdir public_html pc113003m:~ 7329821921$ cd public_html
そのディレクトリ public_html に、サンプルファイル sample.html と image.jpg をダウンロードします。(例えばこのリンクを右クリックして「別名でダウンロード」とし、ダウンロード先を適切に指定。)
ダウンロードしたファイル sample.html を、まずはブラウザで見てみましょう。(例えば Safari で上部メニューの「ファイル」→「開く」から。)
また、同じファイルを テキストエディタ(例えば mi や emacs)でも見てみましょう。(例えば mi を起動し、上部メニューの「ファイル」→「開く」から。)ウェブページの内容や、箇条書きなどの文書構造が、HTMLタグを用いて記述されていることがわかります。
同じく public_html ディレクトリ内に、「index.html」という名のファイル(HTML 文書)を作成してください。(例えば mi で sample.html を表示した状態で、上部メニューの「ファイル」→「別名で保存」により index.html というファイル名で保存。)
HTML文書の作り方については、sample.html を真似たり、はいぱーワークブックの「HTML文書の書き方」を参考にしたり、各自で調べたりしてください。但し以下を満すようにすること。
HTML文書を書く際は、適宜(できるだけ頻繁に)、ブラウザで出来栄えを見ておくと良いでしょう。ファイルに変更を加えたら、ブラウザ上で右クリック→再読み込みしましょう。
ECCSの他ユーザへ公開するために、以下のようにディレクトリには読み r と実行 x(ホームディレクトリは実行 x のみ)、文書や画像ファイルには読み r のパーミッションを立ててください。パーミッションについて知らない人は、はいぱーワークブックの「パーミッションと実行ファイル」の説明を見ましょう。chmodはパーミッションを変更するためのコマンドで、「a」はすべてを対象者とすることを表し、「+x」は対象者に実行権限を与えることを意味します。
pc113003m:public_html 7329821921$ chmod a+x ~ pc113003m:public_html 7329821921$ chmod a+rx ~/public_html pc113003m:public_html 7329821921$ chmod a+r ~/public_html/index.html pc113003m:public_html 7329821921$ chmod a+r ~/public_html/image.jpg
(上記最後の2つのコマンドまとめて実行するには、以下の方法がある。)
pc113003m:public_html 7329821921$ chmod a+r ~/public_html/*
設定が正しいか否かは,次のように ls コマンドで確認できます。結果の左端の「r」や「x」の有り無しを確かめます。
pc113003m:public_html 7329821921$ ls -ld ~ drwx--x--x 22 7329821921 student 3072 3 6 15:32 /home/7329821921 pc113003m:public_html 7329821921$ ls -ld ~/public_html drwxr-xr-x 2 7329821921 student 1024 3 6 15:38 /home/7329821921/public_html/ pc113003m:public_html 7329821921$ ls -l ~/public_html total 2786 -rw-r--r-- 1 7329821921 student 1425831 3 6 15:38 image.jpg -rw-r--r-- 1 7329821921 student 116 3 6 15:35 index.html
上記の設定が終わったら、友達に頼んで自分のページが公開できているか確認してもらいましょう。もしもアクセスできない(ファイルが読めない旨のメッセージが出る)場合には、ファイル名やパーミッションの設定を調べてみると良いでしょう。
この課題で作成するウェブページは、ECCSのユーザ情報発信用WWWサーバは利用せず、外部への公開はしません。この課題とは別に、WWWサーバ上で外部に公開したい人は、情報発信実験に関する説明 や はいぱーワークブック を参考にしてください。