Best practice #
近代的なOSでは,ファイル名 に日本語や様々な言語を使うことができます. ただし,文書中での使用と異なり,ファイル名に関しては安全度が高い文字と低い文字があります. 他者にファイルを渡したり,DropboxやGoogle Drive等で他の環境 (PC) とファイルを共有する際は,自分だけで使う場合より注意して文字を選ぶことを勧めます.
安全度高 #
以下なら無難
- 英数字
0-9
,A-Z
,a-z
- 一部の記号:
-_+.
安全度中 #
通常は問題ない.ウェブでの公開や,他の環境に移動複製した時には見た目が変わるかもしれないことに注意.
- ASCII印字可能文字の記号
()#&%$@*{}?!^[]|'"
空白文字
シェル (CUI) やURL表現等で特殊な意味で使われうるので事故を起こす可能性がある. - 普通の日本語
古いシステムでは複数の符号化方法が併用されている.とても古いシステムでは扱えない.
危険 #
かなり不安定.たとえば,zip 圧縮して他者に渡したときに,文字化けしなければ幸運
- 丸数字 (例
①
),いわゆる半角カタカナ (例チイサイヨ
) - ASCIIにない (漢字変換で出すような) 記号,絵文字
参考: 丸数字を使いたくなる状況として,ファイル名順と数字順の直感的な対応関係がほしいとき,たとえば1.pdf
が 10.pdf
よりファイル名順で前に来てほしいということがあるかもしれない.その場合は,01.pdf
など桁数を揃えることが一案.
危険!! #
濁点半濁点の問題は,見た目では分からないので,発生すると混乱が大きい
/
macos, unix系システムやURLの区切り文字:\
Microsoft 系OSの区切り文字- 日本語の特に濁点,半濁点 (例
ぱ
,ガ
): ユニコードで複数の符号化方法が併用されている (macとそれ以外で扱いが違う)